● ポスティング・チラシ
ポスティングに使用するチラシは新聞折込と同じもので良いのですが、可能であるならば、更に親近感を表せるものが良いでしょう。その方法として、宛名書があります。
ポスティングの場合には、一回目とそれ以降の配布では手法を変えて実施すると効果的です。一回目は新聞折込チラシの配布が終ってから実施します。封筒に自院の名前、住所、出来れば簡単な地図のハンコを作り、封筒の一枚一枚に押印します。その封筒にポスティング用のチラシを入れ、自院の商圏内の住居や事務所などを一軒一軒を歩き、その住居や事務所の表札の名前や名称を封筒に宛先として書きながら配布します。
この時、折込チラシとポスティング用チラシが同じものか、共通点のあるものにしておくと、「あっ!この間、新聞に入っていたチラシと同じ接骨院だ。」となり、覚えてもらえる確率が高くなります。2回目以降のポスティングの場合、封筒は不要となりますが、地図が必要となります。
住宅地図という1軒ごとに建物の名称、居住者名や番地が表示された地図があります。これは、ちょっと高価ですが1区単位で一冊になっており各1万5000円程度で販売されています。購入しても良いのですが、仲の良い不動産店(不動産契約の時に仲良しになりましょう。) や近隣の図書館等で自院の商圏をカバーする範囲をコピーするのも良い方法です。
このコピーをセロテープ等でつなげて壁に貼っておきます。ポスティングによる開業告知チラシの配布は、院長も含めて従業員やお弟子さんたちで協力して自分たちで実施します。
この時、各スタッフの配布担当地区を割り振り、治療院スタッフの倍数となる様に地区をあらかじめ決めておきます。
例えば、治療院スタッフが4名いる場合は商圏内の配布担当地域を8つに分割します。
そして、一つの地区に2週間に一度は配布できる様なスケジュールを組み、ポスティングを実施します。接骨院は患者の住所が保険証によって確認できますので、来院したことのある患者、常時来院する患者と住宅地図に色分けして塗り込んでおくと、自院の商圏シェアーが明確になり、次の広告戦略も立てやすくなります。
また、シェア拡大の様子が見てとれる地図になってくれば大きな自信につながる様になります。その自信を患者は敏感に感じ取り、患者も安心することとなります。