特集 国家資格者を取り巻く環境と将来を考える

2012(平成24)年10月に厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会に「柔道整復療養費」と「あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう療養費」の検討専門委員会が設置された。以来6年の歳月をかけ議論を重ねてきた、柔道整復(柔整)とあん摩マッサージ指圧、はり、きゅう(あはき)の、いわゆる国家資格者の療養費制度改定の大半が今年度に実施される。柔整、あはきの養成施設のカリキュラムなども大幅に変更され、今年入学した学生から適用されているのはご承知の通り。制度やカリキュラムだけに目が行く国家資格者が多いが、もう少し引いた視点から業界を見た場合どのように写るか調べてみる。発表されているデータから国家資格者を取り巻く環境を捉え、そこから将来を見て、院の、自分の行動の指針を考えてみよう。
現在の業界の環境
まずは国家資格者数、施術所数などは2年おきに公表している厚労省の「衛生行政報告例」の平成28年度版から国家資格者の現状を見てみよう。
就業国家資格者数は、あはき師、柔整師とも増加しているように見えるが、あん摩マッサージ指圧(あマ指)師の増加率は2012年を越えてから若干低下している。柔整師は12年をピークに増加率は横ばい。はり・きゅう師は養成所や養成課程が急増した影響を受けて12年からの増加率は上昇し、あマ指師の数とほぼ並んだ。

施術所数は、あマ指の施術所は10年から減少を続けていたが16年に微増、はり・きゅう施術所は増加、あマ指、はり・きゅう施術所数は12年から横ばい。柔整の施術所数は増加しているが14年から伸び率は低下している。 療養費の額は、あマ指は伸びているが、はり・きゅうは伸び悩み、柔整は12年から対前年度伸び率はマイナスになっている。マイナスになっているものの療養費額は14年度であマ指の約5・7倍、はり・きゅうの10倍ある。あマ指師、はり・きゅう師の療養費は柔整療養費の10分の1以下で、あマ指師、はり・きゅう師の大半は療養費に頼らずに施術所運営をしていることが分かる。
※記事の詳細は、ひーりんぐマガジン59号(春号)をご覧ください。
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