特集1 緊急アンケート!あなたの院の売上げ対策を教えてください

高齢者の急増や少子化による国や地方自治体、健康保険の財政状況から療養費の支給が 厳格化されている。柔道整復(柔整)師の療養費をみても、10 年前の2012(平成24) 年は3985億円あったが2年前の2020年は3114億円に減少している。一方10年 前の柔整施術所数は4万2431カ所だったが、2年前は5万0364カ所と増加してい る。療養費が871億円減少しているにもかかわらず施術所は7933カ所増加している。 このことから1 施術所当たりの療養費額が大きく減少しているのが分かる。療養費だけで は食べていけない接骨院で療養費に見切りをつけた院も登場した。
この特集ではひーりんぐマガジンの読者に緊急アンケートを実施し、自費治療の導入や物 販などの売上げ増加のための対策内容などを聞いた。施術所の現状の把握と売上げ対策 実施の参考にしてもらおうという企画。8月25日にEメールでアンケート送信し、9月8 日までに回答のあったものを集計した。
アンケートに協力してくれた施術所は「整体・リラクゼーション・カイロプラクティッ ク」が10所、「接骨院」28所、「接骨とあはきの併用」が18所、「あはき」は3所で合計 59の施術所だった。回答者は東北から九州までのほぼ全国から寄せられた。

設問:この数年内で売上げ向上のために何か取り組みをしましたか。

この設問ではこの数年内に売上げを増やすための行動を起こしたかどうか聞いた。結果 は売上げ向上のための取り組みを実施した施術所が94.9%と圧倒的に多かった。実施し なかったのは5.1%と少なく、これから実施しようとしている所はなかった。療養費の 厳格化だけではなく、新型コロナ感染症の影響から来所を控える人が増加したことも売上 げ低下を招き、何らかの売上げ対策が行われたものと考えられる。

設問:実施した院にお尋ねします。取り組み内容はどのようなことでしたか?

この設問では取り組み内容を聞いた。集計結果は図2の通りだが具体的な取り組み内容 として、「自律神経レーザー治療の導入」「元々あった自費施術メニュー価格の適正化」 「ホームページの作成」「トレーナー活動」「訪問施術」などがあった。また、「サービ スで行っていたウォーターベッドなどを有料に切り替え売上げUPした」との回答があっ た。身近なところでは「経費削減(電気代の削減のため、不必要な機器用のブレーカーを 切る、帰宅時は電源を切る。消耗品を見直し価格の安い消耗品に切り替えたり節約をする)」。  その他の26.9%には「企業と契約して社員の健康相談・体調管理のアドバイス事業を 行った」「施術とは全く違う別事業を開始した」などがあった。売上げ低下による意外な 副産物として「患者・客の減少によりスタッフにかかる負担が軽減した」というのがあった。

設問:実施した院にお尋ねします。売上げ向上などの実施効果は見られましたか?

売上げ向上のための取り組みで実施効果はあったかと聞いたところ、84.3%が効果あ ったと回答した。効果がなかった所、実施前と変わらなかった所の合計は11.8%だった。 「自費移行により収益は上がったもののコロナ禍により患者数が減少し、経営的には満足 できていない状況」との声も聞かれた。

※詳しくはひーりんぐマガジン77号特集1をご覧ください。

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