特集1 「ちょっと待った!」加入請求団体は万全ですか? ~加入請求団体の業務実態を確認してみよう~

数カ月間も続くコロナ禍。いまだに完全な収束の見通しがたたない中、経営的に苦境に立たされている治療院も多いことだろう。この苦境から立て直しを図るためには院の開業以来、継続してきたさまざまな経営手法の見直しも必要となってくる。その重要な一手が「請求団体の見直し」だ。 加入後から現在まで、疑問を持たずに業務を一任してきた請求団体。しかしそれは、本当に信頼して任せるに足る団体なのだろうか? 良い請求団体の見分け方のポイントについて詳しく見てみよう。

開業当時のことを思い出してみよう。例えばこんなケース。

Aさんは開業時の煩雑な準備に追われて請求団体選びは後手に回ってしまったそう。「営業マンに言われるがままに契約。入会金と月会費が超安価という殺し文句にやられました」。

今年、新型コロナが発生。Aさんは「本当にこの請求団体でよかったんだろうか?」と疑念を抱くようになったという。「レセコンのリース料を毎月1万円以上もチャージさせられるなんて…。しかもレセコンは汎用型で使いにくいし。おまけに当初広告に書いてあったようなマーケティング支援なども一切なしです」。

今から10年以上前、接骨院開業バブル期と呼ばれた時代があった。当然だが、「安かろう悪かろう」の請求団体を乱立させる原因となった点は否めない。再度契約内容を確認してみよう。

要見直し度ランク
★★★★★

無事にレセプト作成、申請を終えるとホッとしてしまう院は多い。 しかし、実は請求団体によってこの後の対応が大きく異なり、団体選びを一歩間違えると「療養費の確実な入金」という点で大きな差が出てしまうのだ。とりわけ、長期未入金については○×の判別が非常に難しくなる。

例えば、保険者側が患者照会(調査)を実施する場合。このケースでは患者から回答があるまで支払いが数カ月間繰り延べとなり、複数重なると、入金金額や入金日が不確定、いわば保留の状態となるので注意が必要だ。

また重要なのが「入金チェック(管理)」の作業。団体からの入金は基本的に通帳に記載されるものの、通知(支払い明細)に関しては保険者によって発行の有無が委ねられ、書式も異なるため入金明細が提示されない団体もある。それが累積すると「いつ?」「誰の分が未入金なのか?」判別しにくくなる。入金の内容を細かくチェックしてほしいところだが、実際には加入団体によって精度の差が生まれてきてしまうのが現状なのだ。

なかには「年間の合計未入金額」のみ院へ通知するというズサンな団体も存在するという。
またこうした団体の特徴は、院から入金に関する問い合わせがあった際、全て後手の対応となる点だ。「今から(保険者に)問い合わせますね」「金額がはっきりするまでお待ちください」などと答える団体は要注意だ。

要見直し度ランク
★★★★

不信感の積み重ねが後々のトラブルの種となる。
何度も繰り返して問い合わせを行ってもらちが明かないとき…。院を守るためにも早期に、思い切った行動をとった方が賢明な場合もある!

※その他のチェック項目など詳細は、ひーりんぐマガジン69号(秋号)をご覧ください。

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