一般社団法人日本統合医療学会副理事長
東北大学名誉教授 仁田新一氏に聞く
「近年、近代西洋医学は遺伝子レベルまで踏み込んだ急速な進歩を遂げる一方で、体全体を診るところまで気が配れなくなっているような気がします」と仁田副理事長は語る。 近代西洋医学では対応が難しい症例については、伝統医学、相補・代替医療が有効な場合もあり、伝統的に体に良いとされてきた食べ物や食事療法、サプリメントなど、疾病予防・健康増進といった予防医学領域においては伝統医学や相補・代替医療を誰もが身近に行ってきた。
「患者が本当に必要な医療を自らの意思で選択し得る。そんな医療環境を整えていくためにも、統合医療の体系化が求められています。ここで最も重要となるのは、各医学の特長と課題を正しく把握し、患者本位のより良い医療を目指そうとする姿勢です」。
※記事の詳細は、ひーりんぐマガジン34号(新春号)をご覧下さい。
写真:仁田新一副理事長