『この国の未来を担う存在=子どもの健やかな成長の手助けをしたい!』というのが私 にとって『外傷治療』の道を選んだ一番の動機です。
横浜生まれ、都筑区の川和町で育った私(現在は青葉区在住 20 年)はしばらくの間会社 員(営業職)として働いていました。
もともと、身体を動かすのが好きな私は、自分の周 りの人たちに『いつまでも好きなことを一緒にしたいな、してほしいな』と考えるように なり、どうすればいいのか調べていた時に『柔道整復師という資格を取って接骨院で働けばいいのだ
よ』と逗子の接骨院の院長先生に教えていただきました。
それから呉竹柔整鍼灸専門学校へ入学。そこで柔整と鍼・灸、あん摩マッサージの資格 をダブルスクールで4年間掛けて取得。
卒業後は外傷治療(骨折・脱臼・捻挫・打撲など)を主軸に考えていましたので
外傷をしっかりと治療していると評判の整形外科で約8年間修業。
「8年間の修行は結構長かったですけど(笑)」
「開業当初は怪我の患者さんは全く来ませんでした。」
ある日サッカーをして足を怪我し たと言って小学生の親子が来院されました。
(後で聞いた話ですが日曜日だったので病院が休み、でも子どもが足をひきずっ
て痛がるし困っていたとのことでした)。
そこで、診てみると足の捻挫らしい。念のためエコーで診て骨折がないかを確認し固定、状態説明、予後、 生活の注意事項をお伝えしました。
「接骨院ってこんなことしてくれるんだ』と驚かれました。
私が親御さんからよく聞くのが、子どもが怪我をした際に『どこで診てもらえば
良いか分からない』という声です。私が子どものころは怪我をしたら近所のほね
つぎ(接骨院)へ行っていましたが現在では病院や整形外科の代替として良い場
所がない、とのこと。当院がその受け皿になられたら、と思っています。
現在、午前中は主婦や大学生、午後は小中高校生が中心で、部活やクラブチームなどで 怪我をした本人から他の部員や親御さん、時にはお孫さんをご紹介していただくなど自然 と口コミで客層が広がるのは外傷を診ている利点ですね」。 「怪我の治療(保険)で来ていただいて『頻繁に怪我をしがち』などの悩みや相談を最初に聞きます。
そこからしっかり怪我の治療をすることで患者さんとの信頼関係を築くことができます。
その後に自費での『怪我を予防するための身体づくり』を提案、運動スペースで体感できるので頭と身体で理解しやすいのかなと感じています。
怪我をすることが減って、その子どもの顔を見られなくなるのは少し寂しいですが(笑)。
またシニア患者の慢性疾患でも長年の習慣により、骨格や筋肉の使い方に根本原因があることから、改善のための調整を提案し、一緒に運動するので効果も出ています」。
写真 院内 外観
※記事の詳細は、ひーりんぐマガジン64号(夏号)をご覧ください。