● 変わったチラシで口コミを
口コミは広告宣伝で最も有効な一つですが、人の口は、なかなか重たいものです。
その重い人の口を介して自院の宣伝をして貰うためには、話題の種となるものを提供する事で効果を上げられると前述しましたが、チラシの場合には、「話題」だけではなく「笑い」も提供して上手に重い人の口を開けさせる方法もあります。
治療院の場合、笑いを誘うチラシは見る人によっては院の意図とは逆に不快感を感じる人がいる可能性があります。無差別にポスティングや新聞折込で配布せず、いつも来院してくれるコミュニケーションができている患者を対象として、「手渡し」する事が原則となります。
開業時にはよく「最も効果的な広告媒体は何ですか?」という質問を受けます。
その答は常に「ハイ、最も効果的な広告媒体は治療院です。」となります。
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一昔前の接骨院は、家の玄関の引き戸に「○○接骨院」と書いてあるだけのものがほとんどでした。今でもこのような治療院がたまに見受けられますが、共通していることは内側に少々、黄ばんだ白いカーテンが掛けてあり、中が見えない様になっていることです。
これは「知らない人は来ないで下さい。」というメッセージを伝えている様で「知る人ぞ知る。会員制のような接骨院」と思われてしまいます。
前述のように最も効果の高い広告媒体はその接骨院そのものですので、もっと活用すべきです。開業地を選定する時点で、なるべく広告効果の高い物件を選定すべきでしょう。
つまり、出来るだけ目立つ場所で開業すべきであるという事です。目立つ場所はそれだけで高い宣伝広告効果を期待できます。
(宣伝広告の媒体 ~口コミからチラシまで (後編) につづく)