サプリメントの流行と活用

テレビ、雑誌、新聞、インターネットなどの広告で健康食品を見ない日はない。内閣府のホームページには、健康食品・サプリメント市場の実態を知るため2012年8月に行った調査結果が紹介されている。それによると健康食品・サプリメントの推定市場規模は1兆4764億円で、健康食品利用推計人口は2837万人だ。さらに潜在市場規模は3兆5732億円で現在の市場規模の2倍以上に成長できるポテンシャルがあると推計されている。手技療法業界を健康産業と捉えたときにこの市場に参画しない手はない。

ほとんどの人が知っている健康食品やサプリメントという言葉だが、これらには定義がなく、通常の食材から、菓子や飲料、医薬品と類似した錠剤・カプセルまで極めて多岐にわたっている。日本で一般にいうサプリメントは、米国では「ダイエタリー・サプリメント(Dietary Supplement)」といい、「従来の食品・医薬品とは異なる種類の食品で、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ハーブ等の成分を含み、通常の食品と違う錠剤、カプセル等の形状のもの」と定義している。ヨーロッパでも同様のものを「Food supplement」という。
健康食品で最も配慮されていることは、医薬品との違いで、口から摂取するもののうち、医薬品(含む医薬部外品)以外のものはすべて食品に該当し、医薬品のような身体の構造や機能に影響する表示をすることは、原則として認められていない。ただし、特別用途食品、特定保健用食品、栄養機能食品については、例外的に限られた範囲で、特定の保健機能や栄養機能を表示することが認められている。
増加の一途をたどるサプリメントだが注意しなければならない点もある。医薬品とは異なるサプリメントの問題点として、メーカーによる品質の差が大きいという。これは日本だけではなく、米国でも同じことがいえる。品質チェックの目安として「GMP(Good Manufacturing Practice)適正製造規範」の工場で作られているかがポイントとなる。地域に貢献することを標榜する治療院等は、サプリメントの正しい知識を十分に取り入れてアドバイスし、手技療法とともに「健康地域」実現を目指してはいかがだろうか。

※記事の詳細は、ひーりんぐマガジン45号(秋号)をご覧ください。

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