「シリーズ喝!」新発想の柔整改革論

川本治療院院長 川本 正己氏
慢性疾患に挑む治療家だった祖父の意志を継ぎ平成2(1990)年から川本治療所(兵庫県西宮市)の2代目院長となった川本正己氏(47歳)は、柔道整復師だが保険は扱わない。祖父が開発したカイロプラクティックと指圧を合わせた治療法「神経追跡指圧」をアレンジして「川本式副腎刺激法」を考案。最近では膝の治療に特化した治療システムを構築しており、独特の感性を持つ気鋭の治療家だ。求められる柔道整復師、鍼灸師の理想像や脱保険のための方向性、これからの治療業界について忌憚のない意見を語ってもらった。

今の柔整師に何が足りないか? 一言で言うと、勉強量。内臓、栄養学、サプリメント知識など全ての勉強が足りないと思う。患者さんの痛みを取るための短期的な技術の勉強をする先生は多いが、もうひとつ大切なことは中・長期的な視野にたった勉強をして「知識」をつけること。大半の先生はこれが出来ていない。
常に「なぜ?」という視点を持つことが必要であり、身近に起きている「なぜ?」を感じる思考に変化させなければならない。身体に関する「なぜ?」は無限にあり、勉強するテーマは無限にある。
「勉強をしろ」と言われても範囲が広すぎ時間がかかるので提案を1つ教える。まず、自分の患者さんの中に多い症例から「なぜ?」を1つ見つけ、それから勉強をしていくとやりやすい。そして自分の分野だけではなく、世間で起こっている事からも「なぜ?」を見つけプログラミングする。片足を保険診療に依存しながら、「目先のテクニックだけで自由診療に移行する」と成功はない。
努力して知識を付け、技術を磨く、そしてそれだけではなく、職業への誇りを持ち、立ち振る舞い、服装などのバランス感覚を向上させ、社会人として尊敬される「治療家」が一人でも多く増えてもらいたいと願っている。

※記事の詳細は、ひーりんぐマガジン38号(新春号)をご覧下さい。

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