大阪・健(ken)整体院院長 水村実 氏
「現在では、カイロプラクティックや中国整体などいろいろな手技療法が存在するが、今、注目されているのがオステオパシーの手技療法」と話す水村実氏は、大阪でオステオパシー療法を取り入れた「健( ken )整体院」を経営されています。
水村氏は、大学を卒業後、少林寺拳法の本部・武道専門学校で講師となり、そこで少林寺拳法の基本である「合法・柔法・整法」の整法の分野に関心を持ち始めました。「カイロがいい」と聞いていた水村氏は数年後、オステオパシー療法に出会います。
「東洋医学的な、全体を診て歪みや不調を整えるという要素があったので、惹かれた。」
と話す水村氏は、東洋オステオパシー学院(早瀬久義学院長、大阪市北区)に通い始め、卒業後そのまま同学院に就職しました。
数年間、学院で主任講師と付属クリニカルセンターの院長代理を務め、2年前に現在地に開業しました。
● 安全でソフトな施術と好評
アメリカの医師の間で発展してきたオステオパシー療法は、本来人間が持っている自己治癒能力を最大限に引き出し、自分が自分で治す環境を整える自然医学です。
人間の体は、自らが治し、回復する機能を備えていますが、日常生活の過度の精神的・肉体的ストレスがその能力を弱めたり、妨げたりしているという水村氏は、
「骨が傾いている場合、その原因を探す。そして、骨をずらすというよりは、短縮、硬直している筋肉が出す信号を受け止める。すると、骨が自然と本来あるところに戻っていく」といいます。
手技療法は主に筋肉をほぐし、骨格を整え、神経伝達を正常にする事が目的ですが、手技療法家が用いる技術はさまざまです。
しかし、最近では、女性や、お年寄りの客は、ソフトな刺激を好む傾向にあることから、水村氏はオステオパシー療法の技術の中から安全でソフトなテクニックを用いるといいます。