経営における目標設定とその達成法1 【後編】

今回は 「漫然や怠慢が支配する日常業務」 を回避するための 「目標の設定」 と 「その達成手段」 を明確にする手法について解説します。
この手法は筆者が以前お会いした峰岸幸夫先生という方からお教えいただいたもので、以来十数年、活用しているものです。

前回の様に目的とその手段を明確にしてゆくと、考え方も非常に理論的となり理論に基づいた行動が可能になります。例えば、この図の様に、最終目標の 「月収300万円」 を達成するためには取りあえず 「来院意者100人/日」 が必要であり、この 「来院意者100人/日」 を達成するためには、 「広告宣伝」 と手段も必要となってきます。

そしてこの 「広告宣伝」 という目標を達成するために 「新聞折込チラシの活用」 「口コミの誘発」 「タウン誌への掲載」 「ホームページの作成と開示」 などが必要となります。 「タウン誌への掲載」 に関して少し補足します。

● 達成に向かって一つ一つ行動し実施を
タウン誌は、もともと小規模のコミュニティーを対象とした出版物である関係上、 「広告」 よりも 「記事稿」 としての活用を推奨します。一般に出版社あるいは編集側は常に自誌の読者に対してサービスを提供したいと思っています。自院でこのタウン誌に提供できるものがあるならば 「広告」 というよりもむしろ 「記事扱い」 で掲載してもらうと良いでしょう。この様な 「記事稿」 を掲載する注意点として、広告がそのタウン誌にとって 「記事」 になるような話題である必要があります。

つまり単なる接骨院では記事にはなり難いものですが、接骨院+アルファがあり、他の治療院が行なっていないものを 「タネ」 にすると効果的です。

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