施術後、暴力団員風の男に恐喝された

威力業務妨害 横浜・A接骨院院長
ある投書が舞い込みました。
内容は、暴力団風の男性が施術の2、3日後
「施術を受けた以外の箇所が痛くなった。どうしてくれる。」
との電話がかかってきたというものでした。その電話は、ほぼ毎日続くといいます。

ある投書が舞い込みました。

内容は、暴力団風の男性が施術の2、3日後
「施術を受けた以外の箇所が痛くなった。どうしてくれる。」
との電話がかかってきたというものでした。
その電話は、ほぼ毎日続くといいます。

その後、保健所からも「何度も同じ人から苦情が来ている。調査に伺う」。院内は異様な雰囲気につつまれました。

「横浜市A接骨院院長」とだけ記してあるその手紙をもとに、取材しました。

元の手紙は次のような内容でした(原文どおり)。

◇   ◇   ◇

――前略――

当院に年齢が30歳半ばの男性が左肩をねじってしまったと来院しました。
その男は生活保護を受けているとのことで、当然何ももっておらず住所、電話、氏名、年齢、生年月日を聞いて施術を行いました。

それから3日ほどたった日にその男性から電話が入り、「施術を受けてから別の箇所が痛くなった。お前のせいだ。どうしてくれる」と日に何回も電話が入るようになりました。
従業員や受付をしてる妻が怖がって電話にも出られなくなってしまいました。
私は「肩とその箇所の因果関係はない」と突っぱねましたが、

――中略――

それから、約1週間後今度は保健所から電話が入り、なん度も同じ男性から苦情が入り調査に伺いたいとのことで、調査に来ました。
事情を話し保健所の人に帰ってもらいましたが、その男からの電話は回数こそ減りましたがまだかかってきました。ある日男からの電話に「警察に相談した。警察は妨害罪にあたるので逮捕できると言っていた」と言ったところ電話もかからなくなりました。
文章にするとたいしたことがないように思えますが、院の全員が電話がなるたび緊張する毎日が続き大変でした。

後から思うとその男は不自然なところがいくつかありました。
その男の住所は同じ県内ですが、とても遠い町だったこと。
身なり、態度が暴力団かチンピラ風だったこと。
肩が痛いにもかかわらず普通のように手を動かしていたこと。
などなど私の反省もあります。

――中略――

後から分かったことですが、男性の住所を所管する福祉事務所に電話で訪ねたところそんな男性は生活保護を受けていないとのことでした。
私は精神的なもの以外は(それが大きいのですが)物的な損害を受けませんでしたが、こんなことはいつ他の先生の回りで起こるかもしれません。
私のようなことのない様、読者の先生にお伝えください。

――後略――

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