国家試験対策は万全ですか?

● 模擬試験の活用

こうした状況の中、この国家試験をいかに突破するかということで、新卒・既卒を問わず模擬試験をうまく活用しようという受験生が増えてきています。
もちろん専門学校でも模擬試験は行われていますが、それ以外にも、いくつかの専門業者が全国統一模試を行っています。専門業者の行う模試には信頼できる問題が提供されているというだけではなく、専門学校とはまた違った価値があります。
それは、本番さながらの臨場感、緊張感といったものです。

専門学校の模擬試験は、余計な費用もかからず申し込みも簡単といった手軽さがありますが、定期的な試験の延長といった雰囲気はぬぐいきれないかもしれません。
一方業者の行う模試は、見慣れた教室と違い試験会場で試験を受けるという緊張感が伴います。その緊張感は帰宅後も続くので、すぐに問題を復習をするという効果も期待できます。
問題はやりっ放しでは意味がありません。できなかった問題を徹底的に復習することが重要になってきます。その場の点数を気にするより、自分の弱点を見つけてどう克服するかの方がより大切なのです。

また、こういった模擬試験問題は、各専門学校や専門業者が総力を挙げて作っていますので、参考書よりポイントをつかみやすく、より効率的に勉強することができます。成績が芳しくない受験生こそ、模擬試験を活用してもらいたいものです。
特に、既卒者の合格率はかなり低く、ますます厳しい状況になっています。こういった方は特に模擬試験を受けられると良いのではないでしょうか。

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主な国家試験対策を実施している業者は、「タイシン柔整国試塾」 「日本柔整師国家試験対策協会」 「CMC柔整鍼灸国試塾」 「MDX鍼灸柔整予備校」 「東京アカデミー」などがあります。
そして全国の療法家志望者のために、NPO日本手技療法協会でも現在、全国統一模擬試験を準備中です。

国家試験を受ける方は、専門学校の模擬試験を補う形で、こういった業者の模擬試験も活用されてはいかがでしょうか。

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さて、最後に模擬試験について、模試の問題作成に携わるMDX鍼灸柔整予備校講師の井上良平氏(井上はり灸整骨院院長)と、日本工学院八王子専門学校の鍼灸科長・宇南山伸氏に、国家試験についてお聞きしました。
両氏ともに共通するのは、国家試験合格のためだけの勉強には意味がないということです。

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