各部位の関節リラクゼーションの実際 【訪問医療マッサージ】

● 関節リラクゼーション療法とは

 関節リラクゼーション療法とは拘縮を起こしている関節を必要最小限度の刺激にとどめ、無理なく自然にその関節を開くためのテクニックです。
つまり骨間角度に重点を置くのではなく、その関節の動きが制限されている原因、すなわち関節周囲の萎縮している筋肉に必要最小限度の刺激で目的の筋萎縮を改善することが目的であり、結果として関節拘縮の改善を図ることに繋がります。

即ち、生体に拒否反応を起こさせず、生体レベルを活性化することが出来るテクニックでも有り、萎縮した筋肉が緩むと筋肉内の血管も緩み、「血液循環も促進・改善に伴い筋肉内に酸素と栄養が供給され、老廃物が排出されることで筋肉組織の改善が図れることになるわけです。」

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また、関節リラクゼーションを継続することで筋肉に弾力が生じ、関節部に今までなかった遊びの部分が生じ、その遊びの部分を利用して関節を動かすことで、その関節を構成しているすべての組織を動かすことが出来るようになるのです。
そして、関節は他動的に動かすことにより、その周囲の筋肉は収縮、弛緩、収縮を繰り返すことで、結果として血行促進が図れることとなります。関節に遊びが出来れば出来るほど、無理なく関節可動域は広がり、筋肉はますます血行促進が図られることとなり筋力が増し、次第に筋力増強運動に繋ぐことが出来るようになります。

つまり関節リラクゼーション療法とは、関節を動かすことにより筋肉を動かし、関節を構成している組織全体にリラクゼーションを起こさせる療法なのです。
施術を行うにあたって特に気をつけなければならないこと、それは筋腹に直接刺激を与えないことです。

この療法は腱に直接刺激を与えたり関節運動を利用して筋肉を動かすことに主眼を置いており、可動域いっぱいのストレッチをするわけではありません。
関節の遊びの範囲内での反復運動を繰り返すことで拘縮の改善を図るものです。
ここからは各関節におけるリラクゼーション療法について述べます。

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